0

香港から帰ってすぐ、フェリーに乗って京都で催されている長谷川等伯展と、いつも絵の額を作ってもらっている大島寛太の住む和歌山に向かった。
和歌山の田辺駅に寛氏の妻の結さんが迎えに来てくれて、暗くてよく見えなかったがおそらく山へ。
朝になってはっきりわかったが確かにそこは山で、二人が作ったという家で生活している。
ああこんな色鮮やかで緑多彩な山は見たことがないというような山のふもと。
それから木工の職人である彼と約3日間過ごして、思ったことは。
まずは自然と向き合い生きている、それは植物を知り、動物を知り、土地を知り、歴史を知り、すなわちの現在を知り、その性質に触れ、挨拶して、共存する。
彼は常に自分の質とものの質を照らし合わせ観照し、余計なものを排除してきたのだと思う。
生活のなかでも仕事においても、ものづくりにおいてでもそうだ。
それは機能を究めようとするための排除ではなく、必要がないから捨てる。選んでいく、単純にそういう行為。曖昧にして受け入れてしまったものは、澄んだ場所では露呈されてしまう。
純な邪魔としてか、混惑の種としてか。あるいは棚ぼたの発見もあるかもしれないが。
都市人の生活は曖昧である。都市に生活を守られているため、曖昧でいられる。
曖昧性の中に潜む嘘が直撃しない。
しかし曖昧を重ねていくと自分を失う、それは生きているという実感に直接触れた時に痛く感じることだ、すなわち彼らはその実感の中を生きているように見えた。
何となくーそこは曖昧に。よく使う言葉だが、
地に足をつける、とはどういうことか
自分をどうつくるか、
未来をどう選んで行くか、余り多く感じさせられることとなった。
[PR]
by toga-c | 2010-05-08 21:33 | 文章/words


ex)富樫オンザ宇宙


by toga-c

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

LIリNンKク -コチラモ↓-

Home Page


///////////
togashikan
****************
Kan Togashi
^^^^^^^^^^^^
togasikn@gmail.com
[{}][{}][{}][{}][{}][{}][{}][{}]

カテゴリ

全体
文章/words
絵/a piece
展覧会/Exhibition
コンセプト/Concept
イベント/Event
動画/Movie
スケッチ/Sketch
風景/scenery
旅行/travel
作品/product
未分類

以前の記事

2015年 12月
2015年 09月
2014年 11月
2014年 07月
2014年 04月
2014年 03月
2013年 01月
2012年 11月
2012年 08月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月

画像一覧

ライフログ





検索

記事ランキング